「マインドマップの学校」で月に1度記事を書いております、インストラクターの丸山清武と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。
今回は、読書のマインドマップです。私は毎日、本を読むことを習慣にしています。
ひとりでただ読むだけだと心が折れるので、仕組みとして朝7:50から8:10までと時間を区切り、
ツールとして音声アプリClubhouseを使って、その時参加できる仲間と本を読んで、感想をシェアしています。
コロナ禍で、一時期爆発的に流行ったClubhouseをまだ利用しているなんて、と思われるかもわかりませんね(笑)。
仕事があるときはできませんが、誰も参加されなくてもひとりで読んでいます。
さて、今回は「ケーキの切れない非行少年たち」という本です。
新書で購入し、その続編「どうしても頑張れない人たち」をKindle Unlimitedで読んで、さらにマンガ化されたものを読んでいます。
児童精神科医である著者が、少年院で多くの非行少年と接する中で、我々が知り得ない実態について書かれています。
表紙にもある、非行少年が「三等分」したケーキの図からも、この本の中身が気になります。
認知力の弱さから、ケーキを等分に切ることすらできない非行少年。
境界知能、グレーゾーン、人口の十数%いると言われる人々。
学校や社会生活で困っていて、生きづらさを感じている。
そのために起こる、いじめ、性犯罪、殺人、虐待。
TVから流れてくる「そんな事したらどうなるかくらいわかるだろう」と思われるような事件。
この本を読むまで、全くわからなかったこの様な実態。
続編「どうしても頑張れない人たち」を読み進めて、
頑張ったら応援する、その逆、じゃー頑張れなかったら応援しないのか?
頑張ろうとしても、どうしても怠けてしまう人。
支援しても、支援しても、裏切る、ルールや約束を破ってしまう非行少年。
支援する人を更に支援する人が必要など。
これらのことを知ることで、学校の中での友達関係、会社での人間関係、生きていく上での人付き合い。
多様性、多様性、と言われる中ですが、その根底にある認知機能について。
生きづらい思いをしている人々へのケアや、サポート。
小学校低学年で現れるその兆候に気づいてあげられれば打つ手はあるが、
その必要性にさえ気づいてあげられず、必要な支援が受けられない現実。
そういうコトに目を向けるきっかけになった本のシリーズです。
こういう事実を知っているか否かで変わる行動。
読書から得られる知識は、他人がした貴重な体験を、
自らがあたかも体験したかのように得られるもの。
今風に言えば、「タイパもコスパも最高!」ですよ。
毎朝の読書週間は続く。
(執筆: 丸山 清武)
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