講師の安田裕美です。
今回、新規事業や事業計画を考えるセミナーの依頼をお受けしました。
中小企業の経営者の方向けに、2時間30分と限られた時間でお話しするものです。
新しい事業の開発、経営革新は、私が独立以来ずっと取り組んでいるテーマですし、セミナーも何度も経験させていただいています。
お話ししたいことはたくさんありますし、自信がないわけではないのです。
ただ、セミナーの内容を検討しようとマインドマップを描き始めたら、手が止まってしまったのです。
それはなぜか。
それは、セミナーの内容に関して、頭の中で考えた「結論」のみを描こうとしてしまったからだったのです。
頭で考えた結果のみを描こうとすると、頭の中でぐるぐると考え続けてしまって、その結果を頭が処理できるまで書き始めることができません。
つまり、考えているプロセスを見ることができないのです。
それにきちんと書かなければ、良い形で構成を考えなければ、とばかり考えてしまい、いつまでも手が進まなかったのです。
そこで、考える「途中」のまとまっていない、まだ何も判断を加えていない内容をまず書き出すことから始めようと考えました。
そうすると、今まで頭の中にあふれていたものを、思いついたまま書くことができるので、まず頭もすっきりします。
また、頭の中からあふれたものの全体を見て、どこが重要でどこを外すべきか、取捨選択することができるのですね。
レポートや作文などの文書でもそうですよね。
考えた結果をきっちりと書こうと考えてしまい、かえって手が止まってしまう。
だったら、まず頭の中に浮かんだ言葉のかけらをすべて出し切ってしまい、その上で結論や構成を考えたほうがよっぽど近道だったりします。
そういった意味では、頭の中を見える化できるマインドマップはとっても意義があるな、と今さらながら実感しました。
皆さんもぜひ、頭の中の見える化のために、マインドマップを活用してみてくださいね
(講師: 安田 裕美)
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