
代表の塚原美樹です。
「言われたことはしっかりやるけれど、新しい問題を自ら発見して、取り組めるような人材が育っていない」
こんな話を、最近よく聞きます。
あなたの会社ではいかがですか?
日本社会に、なぜ問題発見力のある人材が育たないのだろうか、と考えてみると、会社の中で長年の間に身につけた「物の見方」「物の考え方」が原因なのかな、という気もするのです。
その背景には、戦後の復興と高度経済成長、護送船団方式の経済政策の影響なども隠れていそうです。
たとえば、トップダウン的な社風の会社では、上長や先輩の言うことは絶対で、「それは、おかしいんじゃないでしょうか?」「なぜ、こうなっているんですか?」といった質問がしにくい環境になっていることがあります。
質問ができない環境で長年仕事をしていると、物を深く考えなくなってしまうんですね。
そして、社員さんは、「問題は上から与えられるもの」という思考パターンにはまってしまいます。
すると、問題を分解するだけで、問題の背景などを深く考えないような「物の見方」「物の考え方」が身についてしまうのです。
もともとは優秀な人たちが集まっているはずなのに、本当にもったいないですよね。
何かを見たり、考えたりする際、単純に「分解」するだけではなく、もっと多角的にその事象を見てみたり、背景を推論してみたり、全体を合わせて何かを見出したり、という思考パターンを身につけていかないと、「問題発見力」は高まらないでしょう。
問題が決められてしまっている環境で働き続けると、こういう思考訓練がしにくいですね。
さて、マインドマップは、もしかすると、「物の見方」「物の考え方」を変化させるのに、役に立つかもしれないですよ!
全体を見渡しやすく、多面的に物事を考え、思考を統合するツールとして、とてもいいのです。
(執筆: 塚原 美樹)
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